Movie Cycle Diaries

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zoom RSS ハリー・ポッターと炎のゴブレット  

<<   作成日時 : 2005/11/24 22:01   >>

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 /Harry Potter and the Goblet of Fire    
画像

監督/
マイク・ニューエル
        
脚本/
スティーヴ・クローヴス  

原作/
J.K.ローリング  

製作/
デイヴィッド・ヘイマン  

製作総指揮/
デイヴィッド・バロン
ターニャ・セガーチェン

撮影/
ロジャー・プラット  

編集/
ミック・オーズリー 

作曲/
パトリック・ドイル  

美術/
ステュアート・クレイグ  

衣装/
ジェニー・ティマイム

メイク/
ニック・ダドマン  

視覚効果/
ジョン・リチャードソン
ジム・ミッチェル
ティム・アレグザンダー  


出演/
ダニエル・ラドクリフ ……ハリー・ポッター
エマ・ワトソン ……ハーマイオニー・グレンジャー
ルパート・グリント ……ロン・ウィーズリー

マイケル・ギャンボン ……アルバス・ダンブルドア校長
マギー・スミス ……ミネルヴァ・マクゴナガル副校長
アラン・リックマン ……セヴルス・スネイプ教授
ウォーウィック・デイヴィス ……フィリアス・フリットウィック教授
ブレンダン・グリーソン ……アラスター・”マッドアイ”・ムーディ教授
エマ・トンプソン ……シビル・トレロウニー教授

ロビー・コルトレイン ……ルビアス・ハグリッド
デイヴィッド・ブラッドリー ……アルガス・フィルチ
シャーリー・ヘンダーソン ……マートル

ロバート・パティンソン ……セドリック・ディゴリー
ケイティ・リュン ……チョウ・チャン
マシュー・ルイス ……ネヴィル・ロングボトム
デヴォン・マーレイ ……シーマス・フィニガン
アルフィー・エノック ……ディーン・トーマス
シェファリ・チョウダリー ……パーヴァティ・パテル
アフシャン・アザド ……パドマ・パテル

トム・フェルトン ……ドレイコ・マルフォイ
ジェイミー・ウェイレット ……ヴィンセント・グラッブ
ジョシュ・ハードマン ……グレゴリー・ゴイル

クレマンス・ポエジー ……フラー・デラクロワ
スタニフラス・ラネフスキー ……ヴィクトール・クラム
アンジェリカ・マンディ ……ガブリエラ・デラクロア

フランソワ・デ・ラ・トゥール ……マダム・オリンプ・マキシーム
ページャ・ベラク ……イゴール・カルカロフ校長

ジュリー・ウォルターズ ……モリー・ウィーズリー
マーク・ウィリアムズ ……アーサー・ウィーズリー
ジェイムズ・フェルプス ……フレッド・ウィーズリー
オリヴァー・フェルプス ……ジョージ・ウィーズリー
ボニー・ライト ……ジニー・ウィーズリー

ジェフ・ロウルズ ……エイモス・ディゴリー
ロバート・ハーディ ……コーネリアス・ファッジ
ロジャー・ロイド=パック ……バーティ・クラウチ

ゲイリー・オールドマン(声) ……シリウス・ブラック


レイフ・ファインズ ……ヴォルデモート卿

ジェイソン・アイザックス ……ルシアス・マルフォイ
ティモシー・スポール ……ピーター・ペティグリュー/ワームテイル
デイヴィッド・テナント ……バーティ・クラウチJr.

ミランダ・リチャードソン ……リタ・スキーター

エイドリアン・ローリンズ ……ジェイムズ・ポッター
ジェラルディン・ソマーヴィル ……リリー・ポッター  


(2005年/アメリカ/2時間37分)
           

  ハリー・ポッターとクリス・コランバス

 今までのハリー・ポッター・シリーズ3作は劇場で観ているが、原作は読んだことなし。分からない部分は原作愛好家の知人に聞いてフォロー。あくまで映画として面白ければ原作に忠実でなかろうが何でも良いという感じ。シリーズにはその程度の興味しかない者の以下タワゴト。

 シリーズ1作目(『賢者の石』)2作目(『秘密の部屋』)はクリス・コランバスが監督とだけあって、ユルい演出に長ったらしい上映時間でちょっと退屈した。話のヒネリとかはそれなりに興味をそそるんだが、いかんせん子役たちに「アー!!(ホーム・アローン風)」とか叫ばせるコランバスのワンパターンでトロい演出にアクビ少々。

 コランバス監督、よしゃあいいのに監督がアルフォンソ・キュアロンに代わった3作目(『アズカバンの囚人』)の現場にまで出てきて現場を仕切ろうとしていたそうな。ミュージカルの『RENT』の監督はこの人だが、この時点で私はアカデミー賞の可能性がないと見ている(案の定、いい評判ではない)。『ミセス・ダウト』や『ホーム・アローン』のようなコメディをやっておけば良いのだ。  

 『炎のゴブレット』を観終わりエンディング・クレジットが流れる時点で気が付いたのは……コランバスは一切関わっていない! ああ、道理で。 面白かったワケだ。

 のっけのOPENINGからして今までと違う。髑髏、大蛇、大きな鎌を携えた死神の像といったものが死や邪悪さの気配を醸し出している。この不吉で重いイメージはクライマックスまで貫かれている。これが子供に人気の小説?今までは口当たり良くするためのカムフラージュだったのか?カムフラージュだったとするなら、制作者たちがコランバスを使った理由も良く分かる。初作からダークすぎてコケてしまえば続編も何もあったもんじゃない。コランバスを使い軽いイメージに偽装し、映画の興行が安定したところでガツンと重く暗いのをぶつけてくる……もし、そういう意図があるなら、大した制作者だ。 だまされたよ。良い意味で。  


 マイク・ニューエル

 なにせ監督がマイク・ニューエルである。前作『モナリザ・スマイル』はヌルかった。他には『フォー・ウェディング』『フェイク』『狂っちゃいないぜ!』を観ているが、手堅いが個性はあまり感じない。予告編などは面白かったが、監督がこの人だということが不安要素だった。

 おっとどっこい、闇を感じさせ、話の密度を感じさせる演出は前作より上。悪役の出番は中盤までは少ない。よって、ハリーと周辺の人物の動揺で邪悪の気配を感じさせることになるが、ベテラン役者を上手く使い恐怖感を持続させている。このシリーズで常に覚えた退屈感もない。省略のタイミングが上手い編集の力もあるけれど、2時間半は下手な演出では保たない。ドラマチックな悲劇の部分の演出も申し分ない。 

 ニューエルの本領発揮と感じたのは、ハリーの友情や恋のシーン。多くの登場人物を捌けているし、思春期のムズカユイ感覚を上手く出している。その甘い部分が前作のシブい役者陣に取って代わった感じで、中盤の舞踏会などはほのぼの楽しい。 まあ、お見事な手腕である。

  『レモニー・スニケット』のブラッド・シルバーリングといい、今年はユルそうな監督が確変してファンタジー映画で魅了させる嬉しくも不思議な年だ。


 いつもの美術、いつもと違う音楽

 このシリーズを通して素晴らしいのは、手抜きのない撮影・美術・衣装。これを観るためだけに劇場に行きお金を払う価値はある。今回も抜かりはない。
 撮影担当はロジャー・プラット。冒頭の荒野を行くロケのシーン。足下からのカメラワークと陽の光なんかは見とれてしまう美しさ。 衣装も多国籍舞踏会があるせいか、一段と多種多様。

 音楽は御大ジョン・ウィリアムズからパトリック・ドイルに。御大が「ミュンヘン」や「SAYURI」の仕事で忙しかったが故の降板なんだろうが、このチェンジはダークな物語に転換するために上手くいっている。最近の御大ウィリアムズは、たまに旋律が他作に似た感じになりがちだ。だからか、最近大作で聴かないドイルの重いトーンは新鮮に感じられる。メインテーマの「ヘドウィグのテーマ」もドイル的アレンジで使われており面白い。



 ハリーと仲間たち、その他

 ハリー・ポッターことダニエル・ラドクリフは成長した。なんかヨン様に見えないこともない。

 私が抱くハリー・ポッターのイメージは、今までは血統によって主役の座に居るいけ好かない小僧という感じだったが、今作でヒーロー認定。ここは、と言う場面で冒険物語の主人公にふさわしい決断を下す。単に血筋による受け身な主人公のイメージは失せた。 我が周辺にもラドクリフLoveな女子が数人いるが、皆満足する活躍ぶりでしょう。 前作くらいからそうだが、気に入らない奴や友人に対するセリフが結構辛辣であったりする。正直でよろし。

 ハーマイオニーのエマ・ワトソンは、前作から一年しか経ってないせいか、大きな変化は感じない。ビックリの成長はロン役のルパート・グリント。デカい。一体何歳の設定なんだろうか。次作はまだ制作に入っていないので公開は数年後になる。次にスクリーンで見るときはヒゲでも生やしているんじゃなかろうか。マヌケで情けない表情は健在で安心。
 
 この3人の織りなす微妙な関係はますます面白くなってきた。嫉妬、行き違い、当てつけ、といった感情的齟齬が出てくるのは思春期ならではなんだろうが、見ていて何か微笑ましいやらムズはゆいやら…面倒くさい回り道を経て和解したハリーとロンを見たハーマイオニーが「Boys !」と言うところなんか吹き出してしまった。 そう。思春期の男はメンドくさいもんだ。覚えがある。 そんなこんなでラスト、3人が肩を組んでいるところを見ると何か安心する。この先、3人はどーなる? 気になるがやっぱり原作を読む気にはなれん。


 相変わらず贅沢な助演陣。やはり目立つのはマッド=アイ・ムーディのブレンダン・グリーソン。原作ファンの知人曰く「イメージが違う」らしいのだが、グリーソンのがらっぱちな雰囲気と細かい顔面演技は見ていて面白い。 
 ガンボンのダンブルドア校長も原作と比べて軽いらしいが、私はなかなか茶目っ気があって良いと思う。ハリーへのえこ贔屓も先代と一緒。ズルいよな。リックマンマギー・スミスなんかは見ているだけで満足してしまう。やはり名優。


  The Dark Lord shall rise again

 今回は闇の面々が勢揃い。小悪党(結構強いが)な雰囲気プンプンのティモシー・スポール、前々作でドビーにやられたのが情けなかったジェイソン・アイザックス…出番が少ない。 あともう一人悪者が出てくるのだが、この役者(D.テナント)、昔のニコラス・ケイジと表情がソックリ。こんな危ない表情の男を出す時点で子供向けの映画じゃないという感じがする。

 そして、ヴォルデモート役で期待のレイフ・ファインズが登場!……けど、ちょっと期待外れだった。せっかくの二枚目顔がノスフェラトゥ・メイクで台無しなのは原作通りだとして、演技が大袈裟すぎやしないか。邪悪な魔道師という感じはするが、「名前を言ってはいけない御方」と懼れられるほどの威厳というか、大物のオーラが感じられない。ジョン・マルコヴィッチあたりがおこずかい稼ぎに演じてても何の不思議もない役柄だ(他に噂であったのがMr.ビーンことローワン・アトキンソン。勘弁してくれ)。なにもファインズでなくてもというのが正直なところ。 
 関係ないが字幕での一人称は「おれ様」。邦訳通りらしいが、何か変な感じ。「私」がフィットしてると思うんだが。絵本と全く同じにしなくてもいいのにねえ。
 
次作は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』。ゲイリー・オールドマン、デイヴィッド・シューリス、アラン・リックマンの騎士団? WOW!豪華だ。オールドマンの今回の登場姿はちょっとあんまり(ギャラが高くワガママな人なのでチョイ役は難しかったのだろうか?)だったので次は期待しよう。次作監督はTV出身のデイヴィッド・イエーツ。期待して良いのかどうか、よくわからん。



演技 ★★★★
物語 ★★★★★
映像 ★★★★
美術 ★★★★★
音楽 ★★★★
笑笑 ★★★★★
感動 ★★★★
興奮 ★★★★

総合 ★★★★★★★★★★ 8点


オフィシャルHP(日本)
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html

オフィシャルHP(アメリカ)
http://harrypotter.warnerbros.com/index.html


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ハリー・ポッターと炎のゴブレット
第一作から年月を経て、 魔術学校を舞台にした、ほろ苦な青春物語へ変化 ※マジックファンタジームービー レビュー(鑑賞:新宿ピカデリー) トラックバッカー、コメンテーターの方!よろしくどうぞ! ...続きを見る
エンタメ!ブレイク?
2005/11/25 01:09
ハリーポッターと炎のゴブレット
********************** ○作品名:ハリーポッターと炎のゴブレット ○監督:マイク・ニューウェル ○出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ロビー・コルトレーン マイケル・ガンボン レイフ・ファインズ ブレンダン・グ ...続きを見る
みずのシネマ食いしん坊
2005/11/26 03:03
ハリー・ポッターと炎のゴブレット −HARRY POTTER AND THE GOBLET OF.....
原作を先読みすると大抵の場合、原作を超える映像にお目にかかることはありませんが、サスガです。期待を裏切りません。やっぱり、映像技術の進化と俳優人がドンピシャ。先行上映を見に行った甲斐があったというものです♪ かなり成長してしまったとはいえ、 このキャスト、最後まで変えないで欲しいなぁ〜・・・(涙) ...続きを見る
Chic & Sweet * びいず・び...
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット 評価額・1450円
●ハリー・ポッターと炎のゴブレットをTOHOシネマ浜松にて鑑賞。 ハリーが通うホ ...続きを見る
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2005/11/28 16:42
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soramove
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット ダニエル・ラドクリフ (DANIEL RADCLIFFE )って、1989年生まれ、17才?ルパート・グリント (RUPERT GRINT )が、1998年生まれ、18才エマ・ワトソン (EMMA WATSON )は、1990年生まれ、16才 もう無理yo、このメンバ... ...続きを見る
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2006/05/25 14:27

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