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zoom RSS アカデミー賞ノミネート予想  −視覚効果賞−

<<   作成日時 : 2005/11/05 04:20   >>

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あらまし

 CG、ミニチュアなどの特殊効果技術を称える賞。アカデミーの視覚効果科会により7作品が投票でノミネート候補として選ばれ、さらにここから採点方式で3作品がノミネートを受ける。ただし、規定に達さない作品が多い場合は、1作品のノミネート(すなわち即受賞 例・1989年の『トータル・リコール』)。規定に達する作品がない場合は受賞作なしとなる(現実的には有り得ないが)。 CGなどの発達で視覚効果もいくところまでいっており、技術の新しさ云々よりは、その特殊効果が映画にどうインパクトを与えたか、というところにノミネートや受賞のポイントが来ている感がある。大体はその年にヒットした大作が選ばれる傾向にあり、ハデなCGを使ってもコケた作品は候補から外れる。


Empire Strikes Back

 Empire=ILM(インダストリアル・ライト&マジック社)。業界の老舗であり、1990年代までのほとんどの視覚効果の技術革新にかんでいた。『SWエピソード4』に始まり、『アビス』、『T2』、『ジュラシック・パーク』、とこの視覚効果賞をほぼ独占したきた。ところが、視覚効果工房の数も増えると、その立場は特殊なものではなくなり、1994年の『フォレスト・ガンプ』を最後にこの賞から遠ざかることになる。 *厳密には受賞作数作に関わっているが、メインの仕事をしておらず、オスカーを貰った特殊効果スーパーバイザーは他社の人たちだった。

 近年は『マトリックス』(1999)から『ロード・オブ・ザ・リング』(2003)に続くオージー&ニュージーランド勢の勢いが強く、看板作品の『SWエピソード1&2』が賞を獲れないという苦杯を舐めた(SW4〜6は全てこの賞を獲っている)。 

 今年はILMの逆襲、もとい勝負年。スター・ウォーズ/エピソード3は批評家の高い評価を得、サマーシーズンでダントツ1位の興行成績を残した。火山の決闘や機械将軍、ヨーダなどインパクトのある視覚効果も多く、またシリーズの3作分の貢献をまとめて評価されるであろうことを考えると最高の駒と言える。

 そうはさせじ、と今年もニュージーランドの風が吹く。『ロード〜』で3年連続受賞という快挙を成し遂げたWETA工房はキング・コングという強烈な一作で対抗する。予告編で登場したゴリラに対する評判は「新味がない」と言う感じで、そこそこといったところだけれど、まだ全容は出していないだろう。 SWとの勝負は、おそらく興行成績によって決着が付くだろう。キング・コングが4億ドルを超えるヒットを飛ばすとなると有利だろうし、互角程度(3億8000万ドル)では、SWが3作ひっくるめての評価で優位に立つだろう。 何れにせよ、この2作品のノミネートはカタいと見る。キング・コングに関しては、歴史的な大コケになれば話は別だが。


残るイスの行方

 残るイスは一つ。しかし、ハイレベルな作品が揃ってその座を狙っており、その争いは例年になく激しい。 
 まず、公開済みの宇宙戦争。テトラポッドの悪夢はインパクト強烈で、興行成績も申し分ない。この作品もILMがメイン。  
 ILMが中心だが、他社も多数参加しているのがハリー・ポッターと炎のゴブレット。前作『アズカバンの囚人』もノミネートされているが、予告編を見る限りでは今作の方が視覚効果のインパクトは強そう。
 ILMとWETAの両社が参加しているのがナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女。半獣半人やオークのようなクリーチャー達の姿や氷の国の背景なんかはファンタジーの雰囲気をよく醸し出している。『ロード・オブ・ザ・リング』の世界に似た新味のなさを感じるかもしれないのはネックだが、大ヒットになるようなら、本戦の本命に躍り出る可能性もなきにしもあらず。  この3作のうち、興業収入をもっとも稼いだ作品がノミネートされるのではないかと見る。
或いは音響効果編集部門あたりとイスを分け合うバランスの効いた結果になるかも知れない。 個人的にはナルニア国物語と見る。

 他に穴馬としてはチャーリーとチョコレート工場バットマン ビギンズザスーラも。上記3作よりはだいぶん落ちるが。
 視覚効果のインパクトが貢献した作品と言えば、シン・シティが挙げられるが、ロバート・ロドリゲス(視覚効果担当クレジットはご本人)がノミネートされるかというと……多分有り得ない。DGAまで脱退したアウトローにアカデミーの風は吹かないだろう。 The New Worldのような歴史大作もチャンスはゼロではない。



 予想   
 
  上位3作がノミネートと予想。 ◎=確実  ○=有力  ▲=穴馬 

◎ STAR WARS エピソード3/シスの復讐  (ILM)  
◎ キング・コング  (WETA他)
○ ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女  (WETA、ILM、リズム&ヒューズ他)

○ ハリー・ポッターと炎のゴブレット  (ILM他)
○ 宇宙戦争  (ILM他1社)
▲ チャーリーとチョコレート工場  (デジタル・ドメイン他)
▲ シン・シティ  (トラブルメーカースタジオ)
▲ バットマン ビギンズ  (7社)
▲ ザスーラ (ソニー・ピクチャー・イメージズ他)
▲ The New World



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