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zoom RSS バットマン ビギンズ  /Batman Begins  

<<   作成日時 : 2005/12/05 12:50   >>

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監督/
クリストファー・ノーラン

脚本/
クリストファー・ノーラン
デイヴィッド・ゴヤー

原作/
ボブ・ケイン  

製作/
チャールズ・ロヴン
エマ・トーマス
ラリー・フランコ  

撮影/
ウォーリー・フィスター  

編集/
リー・スミス 

作曲/
ハンス・ジマー
ジェームズ・ニュートン・ハワード  

美術/
ネイサン・クロウリー  

衣装/
リンディ・ヘミング  

視覚効果/
ニール・コーボールド


出演/
クリスチャン・ベイル ……ブルース・ウェイン/バットマン
リアム・ニーソン ……ヘンリー・デュカード/ラーズ・アル・グール
ゲイリー・オールドマン ……ジム・ゴードン
マイケル・ケイン ……アルフレッド・ペニーワース
モーガン・フリーマン ……ルシアス・フォックス
ケイティ・ホームズ ……レイチェル・ドウズ
キリアン・マーフィー ……Dr,ジョナサン・クレイン/スケアクロウ
トム・ウィルキンソン ……カーマイン・ファルコーニ
ルトガー・ハウアー ……リチャード・アール

マーク・ブーン・ジュニア ……フロス刑事
ライナス・ローチ ……トーマス・ウェイン
ラリー・ホールデン ……フィンチ検事
コリン・マクファーレイン ……ローブ本部長
ラデ・シェルベッジァ ……浮浪者
リチャード・ブレイク ……ジョー・チル
ジェラード・マーフィー ……フェイデン判事
サラ・ステュワート ……マーサ・ウェイン
ガス・ルイス ……ブルース 少年期
エマ・ロックハート ……レイチェル 少女期
ジャック・グリーソン ……少年
ジョン・ノーラン ……フレデリックス巡査
  
  
(2005年/アメリカ/2時間20分)      



  バットマン初来日の時
 
 バットマン第1作はアメリカで社会現象的な大ヒットとなり、日本でも1989年のお正月映画として
鳴り物入りで公開された。 ところがどっこい、この暗い話は日本ではウケなかったらしく、客の入りは『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』にダブルスコアで敗れた。『ゴーストバスターズ2』にすら負けた。   
 
 でも、私自身は圧倒的に『バットマン』に魅せられていた。ダニー・エルフマンの音楽とともにガラスを割って落ちてくるバットマンの姿に感動したものだ。続く『バットマン リターンズ』でその感動は頂点に達した。 当然、この『ビギンズ』も公開初日に観に行った。


  難産バットマン 
 
 『バットマン&ロビン』が失敗に終わり8年。その間、色々な情報や噂が錯綜し、WBもどのように看板ヒーローを再生させるかを苦悩していたようだ。バットマンの誕生編と老年期編を同時に作る案や、スーパーマンと共演させる案もあった模様。
 
 バットマン役もブラッド・ピットコリン・ファレルカート・ラッセル(マスクに収まらん顔だと思うが)、果てはクリント・イーストウッドまでが噂となった。
 
 監督もデイヴィッド・フィンチャーウォチャウスキー兄弟ウォルフガング・ペーターゼンダーレン・アロノフスキーあたりが関わってはプロジェクトを去っていったようだ。  
 WBで『インソムニア』を成功させたクリス・ノーランに監督が決まってからは話はスイスイと進み、オーディションを勝ち抜いたクリスチャン・ベイルがバットマンに決定、『バットマン ビギンズ』は始まった。  
 
 ちなみにオーディション参加者
ビリー・クラダップ (まあ無難。中流階級の雰囲気だが。)
ジョシュア・ジャクソン (ちょっと健康的すぎ。まん丸な鼻もちょっと…。)
ジョン・キューザック (ちょっと新鮮味に欠ける。年だし。)
キリアン・マーフィー (目が怖すぎ。ノーランの一押しだったそうな。)
ガイ・ピアース (悪くない。マスクから見える口元が特徴的すぎるかもしれない。)
アシュトン・カッチャー (??? 頭悪そうなブルース・ウェインだ。)
X−ファイルのモルダーことデイヴィッド・デュカヴニー (年取り過ぎ。)  
 他にヒュー・ダンシーなどなど


  あまりにも豪華な俳優陣、皆いい仕事
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 ベイル、苦悩する若きバットマンはハマリ役だ。苦悩する鉄面皮なそのツラは、今までの作品で見ているのでサマになるのは承知でしたが、道楽者の振りをしてヘラヘラしている姿もなかなか良い。
あえて周囲の嘲笑を買う姿はバートン版にもなかったし、より深く説得力のあるブルース・ウェインのキャラクターを作りあげている。
 そういえば、彼のステップアップとなった作品『シャフト』でも金持ちの道楽息子の役だったなあ。ベイル=バットマンがずっと続くことを期待する。

 
 脇役陣の一言感想。
  
ケイティ・ホームズ 
 …『ドーソンズ・クリーク』と変わらぬ狸顔。トムといちゃつきすぎて降板だって?子育ての専念に良いではないですか。トムは専業主婦を強制しそうだし…。コントロール・フリークというやつ。
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キリアン・マーフィー
 …不気味で狡猾な面構え。インパクト強烈。えらくインスタントな変身や神経ガスの描写も含め、非常に不気味な悪役像を創り出した。
 
ゲイリー・オールドマン
 …軽妙な好演だけど、どうしても警官役だと『レオン』のスタンスフィールドを思い出してしまう。父を失った後、オールドマンに「大丈夫か」と言われ、ルトガー・ハウアーに「任せなさい」と言われ、マイケル・ケインと2人暮らしになったブルースはどんなに不安だったろう…と要らん心配をしてしまうキャスティングだ。

謙さん
 …こういう役に起用されるというのはネームバリューがそれだけあるということ。御立派。

マイケル・ケイン
 …豪華な執事。執事のプロとしての抑制は利いているが、父性愛が滲み出ている。
 "Why do we fall, sir?  So that we might better learn to pick ourselves up. "
 このセリフにジンとくる。

ライナス・ローチ
 …登場時間は短いが、息子への愛情に満ちたオーラあり。この父を失ったブルースの喪失感は計り知れず深かったろう。

モーガンF
 …あんた、今年何作目? モーガンはモーガン。シブく軽妙。

トム・ウィルキンソン
 …この名優にこの出演時間は勿体ない。なんて贅沢な映画だ。



  クリストファー・ノーラン 
  
 役者のキャラがみんな立っているのは上手い演出あってのこと。ノーラン監督は、実に濃い密度でドラマの演出をしており、これは見事。 ブルースのバットマンへの苦難の道もじっくり描いており、ドラマ部分の出来はアメコミ映画でもトップクラスの出来だろう。パニック演出もスケールの大きさを感じさせ上手い。これは予期せぬ能力だった。 
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 ノーラン演出で惜しいのは、アクション・シーンの見せ方が凝りすぎなところ。格闘シーンではカメラが接近しすぎて何をどうしているのかサッパリ分からない(DVDで何とか分かった)。リアルさや臨場感にこだわったことは理解できるが、これではカタルシスは得られない。バットマンの見せ場とも言うべき翼を広げて飛ぶ(落ちてくる)シーンも、編集が細かすぎてイマイチ楽しめない。そういった「バットマンを魅せる」という点では、やはりティム・バートンの方が良く心得ている。ホントに惜しい!これでアクションが良ければ、個人的傑作の一本に挙げたいところなのに。
 
 あと不満点を挙げれば、まず音楽。ハンス・ジマーとジェームズ・ニュートン・ハワードという二大巨匠を立てながら心に残るテーマ曲を残せなかったのは勿体ない。どうしてもダニー・エルフマンのあのテーマ曲が頭の中で響きます。(DVDで聞き直すと重厚なカッコイイ曲だった。これでいいか。) 

 脚本に不満を見つけるなら、ラーズ・アル・グールとブルース・ウェインの関係。両者の師弟関係が後半の事態に上手く作用しきっていないような。この愛憎を生かし切れず、ラーズが単なる悪役にしかなっていないのは惜しい。 
 あと、「影の軍団」弱すぎ。アルフレッドにやられるなんて何の修行してるんだ、アイツラは。雑魚とはいえ、虚仮おどし集団にはして欲しくなかった。
  
 と、不満があることはあるのだが、全体的には満足。次が楽しみだ。またまたキャスティングがここ数年の話題をさらうだろう。新ヒロインは誰か? ザ・ジョーカー役は? 噂通りショーン・ペン? 



演技 ★★★★
物語 ★★★★
映像 ★★★★
美術 ★★★★
音楽 ★★★★
笑笑 ★★★★★
感動 ★★★★★
興奮 ★★★★

総合 ★★★★★★★★★★ 8点



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コメント(2件)

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ジョーカー=ショーン・ペンとの噂?おお、それは面白いかも・・・。個人的にはそれほど好きな役者ではないけど、ニコルソンに負けないインパクトを残すには、ペンくらいのビッグネームじゃないとダメでしょうね。

「〜ビギンズ」は本当に難産だったんですよねぇ。老年期を描く企画があったとは知りませんでした。そりゃないでしょう・・・。スーパーマンとの共演もなんだかなぁ。結果的にちゃんとしたノーラン版が出来てくれてよかった。
gwin
2005/12/06 17:00
バットマン噂情報はキネマ旬報を買ってた末期の頃(1998年頃)から出ていました。確かスーパーマンがジュード・ロウでバットマンがコリン・ファレルだったハズ。監督はペーターゼンでした。

次は噂で「バットマン アタックス」というタイトルが出回っているようです。いい感じ。マイケル・キートン出演でバットマンvsバットマン……なんじゃそら。
stoval
2005/12/07 17:08

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