Movie Cycle Diaries

アクセスカウンタ

zoom RSS アカデミー賞 最終予想  【作曲賞】

<<   作成日時 : 2006/01/28 23:50   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

  【 前哨戦スコアボード 】


■ ブロークバック・マウンテン   グスタヴォ・サンタオラヤ
     シカゴ批評家賞  オンライン批評家賞      
     ★ゴールデン・グローブ賞  ★ブロードキャスト批評家賞  

■ SAYURI   ジョン・ウィリアムズ
     ゴールデン・グローブ賞  ブロードキャスト批評家賞
     ★シカゴ批評家賞  

■ ハウルの動く城   久石譲
     LA批評家賞

■ キンダグム・オブ・ヘブン   ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
     サテライト賞

■ キング・コング   キング・コング  
     ★ゴールデン・グローブ賞  ★シカゴ批評家賞  ★オンライン批評家賞

■ バットマン ビギンズ   ハンス・ジマー、ジェームズ・ニュートン・ハワード  
     ★オンライン批評家賞  ★シカゴ批評家賞      

■ ニュー・ワールド   ジェームズ・ホーナー
     ★ブロードキャスト批評家賞  ★オンライン批評家賞  

■ ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女   ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
     ★ゴールデン・グローブ賞

■ シリアナ   アレグザンドラ・デプラ
     ★ゴールデン・グローブ賞

■ トニー滝谷   坂本龍一
     ★LA批評家賞  

■ エリザベスタウン   ナンシー・ウィルソン
     ★ブロードキャスト批評家賞

■ ミュンヘン   ジョン・ウィリアムズ  
     ★オンライン批評家賞  

■ チャーリーとチョコレート工場   ダニー・エルフマン  
     ★シカゴ批評家賞  


 【 展 望 】

 色々と規定が厳しいこの部門。去年は『アビエイター』が過去作品で作られた旋律であるという理由で外された。『ミリオンダラー・ベイビー』は書類の提出遅れか何かで選考作品にならなかった。 今のところそのような衝撃の情報は入ってこないが、本年度も予想師たち(含む私)が思いもしない選考結果が出ると私は見ている。

 まず、ハードルとして出てくるのが、他の作曲家がからむケースは不利ということ。 ひとつのケースとしては、前任者の降板などで引き継いだ作曲家が当てはまる。 おおまか曲のイメージが出来たところで引き継ぐ、ということでその作曲家の創作力が評価されないのだ。批評家賞などは「作品の曲そのもの」が評価の対象となる為に問題にはならないが、オスカー作曲賞科会員が評価するのは「作曲家」である。  

 例として出せば、昨年度の『Mr.インクレディブル』は批評家賞で高い評価を得、ノミネート確実と言われながらオスカーでは無視された。これはジョン・バリーが降板前に作ったイメージを後任者のマイケル・ジアッキーノが具体化したから。音楽として優れていてもジアッキーノの評価にはつながらなかったのだ。  
 本年度のこれに該当するのはキング・コングだ。ピーター・ジャクソンとの衝突によるハワード・ショア降板によりジェームズ・ニュートン・ハワードがリプレイスした。ハワードは2ヶ月の作業で曲を作り上げたわけだが、ショアの影響はゼロだったのだろうか?ジアッキーノのケースとはやや違うが、業界人の判断はどうか?

 もうひとつのケース、ミュージシャン上がりには冷たい。 某超大物作曲家がインタビューで「ミュージシャン上がりは何も分かっておらん」というようなことを言っていたのを目にしたことがある。 確かにミュージシャン上がりにオスカーは厳しい。 ダニー・エルフマンなどは才能・活躍期間と比較してもノミネート回数は3回と少ない。 もはや大御所のハンス・ジマーは別だが、その弟子(ミュージシャン上がりが多い)にも冷淡だ。 トレヴァー・レイビンやマーク・マンシーナなどはアクション映画が多いために仕方ないかも知れないが、近年活躍がめざましいハリー・グレッグソン=ウィリアムズが本年ノミネートされないようだとそれが立証されることになる。 グレッグソン=ウィリアムズは『シュレック』などでもかなり良い仕事をしているのだが、オスカーはまるで評価しなかった。 これにはジマー門下(ジマー自身もそうなのだが)はよく複数人で曲を作っていることも関係あるかも知れない。  ナルニア国物語でもグレッグソン=ウィリアムズ以外の者(弟子?)も曲をaditionalで書いているという話もあり、業界人はそれを見逃さないだろう。  ウォーク・ザ・ラインT=ボーン・バーネットも厳しい。

 外国人にも門戸が狭い。作品賞に絡むようだと話は別だが。久石譲は苦しい。ハウル、すこぶる良い曲なんだが。  

 当然、共同作業にも厳しいだろう。バットマンビギンズも除外。 

 
 結局、オーケストラを使うベテランが有利なのが現状だ。

 まず映画音楽の第一人者ジョン・ウィリアムズ。ヨー・ヨー・マやパールマンを使ったSAYURIが前哨戦2冠でノミネートは確実。前回のオスカー受賞からもう10年経っており、もう受賞してもおかしくない頃合いだ。彼はもっともらっても良いと思う。

 勢いに乗るブロークバック・マウンテングスタヴォ・サンタオラヤも確実。トレーラーでも使われた染み入るように切ない旋律が作品に寄与した功績は大きい(はず)。 単なるカントリー調でなく、重奏もあるので内容も問題ない。  

 3番手はお馴染み(すぎる)ジェームズ・ホーナー。 ニュー・ワールドでの評価は高い。静かな重低音の旋律はテレンス・マリックの前作『シン・レッド・ライン』(作曲ハンス・ジマー)に近いものがある。 ともあれ○。  


 有力作に難癖つけて消していったので残り2作品を選ぶのが苦しい。 本年大活躍のダニー・エフルマンを選びたいところだが、傑出した出来とは言い難いチャーリーとチョコレート工場では厳しい…子供を罰するときの歌 が評価されれば良いのだが。 コープスブライドの方を推すべきだった。そちらの方がオスカー的だった。 
 ジョン・ウィリアムズのもう1作、ミュンヘンSAYURIが無ければノミネートに無問題な出来だ。これを選ぶというのも一つだが、少し冒険してみようと思う。

 まず、常連の中からトーマス・ニューマンシンデレラマン)を。名門ニューマン家の才能豊かな王子様だが、なかなか受賞のチャンスは巡ってこない。今回も良くてノミネートというところだろう。まあ、彼の作品の中では個性の薄い一作だが、口当たりの良い曲目なのでBetしよう。  

 最後に常連以外からひとり。サンタオラヤという常連外が確実なので門戸は狭くなっているが、上品なピアノソロからオケ曲までを上品に仕上げたプライドと偏見ダリオ・マリアネリを入れるとしよう。

 なんだかアレやコレやと疑い深く因縁をつけて有力作を外してしまったが、これでいいんだろうか…。   



 【 最 終 予 想 】

  上位5作品がノミネートと予想    ◎=確実  ○=有力  ▲=ダークホース  


◎ SAYURI   ジョン・ウィリアムズ   
画像


◎ ブロークバック・マウンテン   グスタヴォ・サンタオラヤ  
画像


○ ニュー・ワールド   ジェームズ・ホーナー
画像


○ プライドと偏見   ダリオ・マリアネリ  
画像


○ シンデレラマン   トーマス・ニューマン  
画像




○ ミュンヘン   ジョン・ウィリアムズ  
○ キング・コング   ジェームズ・ニュートン・ハワード
○ ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女   ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ  
○ チャーリーとチョコレート工場   ダニー・エルフマン  
○ シリアナ   アレクサンドラ・デプラ
○ オリバー・ツイスト   レイチェル・ポートマン  
○ マダガスカル   ハンス・ジマー   

▲ ハウルの動く城   久石譲   
▲ キングダム・オブ・ヘブン   ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
▲ The White Countess   リチャード・ロビンス  
▲ クラッシュ   マーク・アイシャム   
▲ Mrs.Henderson Present   ジョージ・フェントン   
▲ ヒストリー・オブ・バイオレンス   ハワード・ショア


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アカデミー賞 最終予想  【作曲賞】 Movie Cycle Diaries/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる