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zoom RSS アカデミー賞ノミネート一覧&プチ予想 【撮影賞】   

<<   作成日時 : 2006/02/01 22:38   >>

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 ノミネートされた方々の業績なんかを書き記そうかと思います。よく考えりゃ、パンフ見ればもっと詳しく書いてる……けど自分自身の頭に叩き入れる意味で敢えて調べて見ました。
 あと軽く予想を。鬼が笑うから軽く。 



 【 ノミネート所感 】

 撮影現場のカメラを自在に操り、場合によっては監督以上の現場権限を持つ撮影監督(DP)。故にプライドが高く、オスカー候補の選定も複数人名義による作品をハネたりとそれらしい。ただ、オスカー全体に言えるが、国際化と代替わりはこの部門に於いても進んでいる。2002年のミヒャエル・バルハウスギャング・オブ・ニューヨーク)を最後に1970年代から活躍を続けたいわゆる「マスター・オブ・ライト」達が姿を消し、1990年代に頭角を現した新鋭たち、及び外国のDPたちがノミネートの中心となっている。 去年は中国のチャオ・シャオディン、フランスのブリューノ・デルボネルといったハリウッドの外のDPが目に付いた。今年はハリウッド内の外国、特にメキシコから来たDPが目に付く。 ここ数年はダリアス・コンジヤヌシュ・カミンスキーパヴェル・エデルマンスワヴォミル・イジャクといった東欧系のDPが目立っていたが、今年はノミネートなし。メキシコ勢の進出にハリウッドDP界はどう変化するか? 



  【 栄誉あるノミネート者 】  =受賞  ★=ノミネート


■ ウォーリー・フィスター   『バットマン ビギンズ  
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   初ノミネート 

 1990年代初頭からカメラ・オペレーター兼DPとして長らくB級映画に携わる。転機となったのは2000年のメメントでのクリストファー・ノーランとの出会い。以後ノーランはインソムニアバットマンビギンズ、次作The Prestigeと彼を使い続ける。 他にミニミニ大作戦など。  



■ ロドリゴ・プリエト   『ブロークバック・マウンテン   
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    初ノミネート

 1965年ニュー・メキシコ生まれ。1980年代後半よりキャリアをスタートさせ、母国メキシコ映画のDPを続ける。転機になったのはアカデミー外国語映画賞候補となったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督のアモーレス・ペロス
この作品によりハリウッドのオファーが殺到する。ジュリー・テイモアフリーダ)、カーティス・ハンソン8マイル)、スパイク・リー25時)、オリヴァー・ストーンアレキサンダー)といった濃い面々との仕事を重ね、次回作は21グラムでも組んだイニャリトゥ監督との第3作Babel。  

  

■ ロバート・エルスウィット   『グッドナイト&グッドラック
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    初ノミネート

 1970年代後半より映画業界に入り、SWエピソード5,6の視覚効果スタッフを経て、1980年初頭よりDPに。1990年初頭のカーティス・ハンソンのスリラー作品(バッド・インフルエンスゆりかごを揺らす手激流)辺りからハリウッド・メジャー作品を手掛けるようになり、8mm007/トゥモロー・ネバー・ダイなどを担当。1997年のブギーナイツ以降のポール・トーマス・アンダーソン作品を全て(マグノリアパンチドランク・ラブ)を担当し、これにより評価が高まった。次作はポール・ワイツ監督のAmerican Dreamzとアンダーソン監督のThere Will Be Blood。特に後者には再ノミネートの期待がかかる。 自己主張の少ない手堅い撮影スタイルが魅力だが、PTA作品でのカメラの動きは圧巻。
  


■ ディオン・ビーブ   『SAYURI  
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    2002年 ★ シカゴ  

 オーストラリアのブリスベン出身。1990年代初頭からキャリアをスタートさせ、オージーのB級映画をこなしていく。転機はジェーン・キャンピオン監督のホーリー・スモーク!。キャンピオンとは次作イン・ザ・カットでも組んでいる。更に今回も組んだロブ・マーシャル監督のシカゴでアカデミー賞にノミネートされ、引く手あまたの人気DPに。 リベリオン、マイケル・マン監督のコラテラルなどアクション映画の濃い味付けが得意で、次作もマン監督のMiami Vice。 




■ エマニュエル・ルベツキ   『ニュー・ワールド  
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    1995年 ★ リトル・プリンセス/小公女
    1999年 ★ スリーピー・ホロウ

 1964年ニュー・メキシコにて俳優の息子として生まれる。1980年代半ばにキャリアをスタートさせる。この頃TVシリーズで組んだアルフォンソ・キュアロン監督との第2作目にしてハリウッド・デビューとなるリトル・プリンセスでオスカー初ノミネート。キュアロンとはその後も大いなる遺産天国の口終わりの楽園、新作The Children of Menで組む。  ダーク・ファンタジーを撮らせれば当代一で、2度目のオスカーノミネーションを受けたティム・バートン監督のスリーピー・ホロウレモニー・スニケットの世にも不幸せな物語などを担当。 




  【 初 期 予 想 】

1番手  グッドナイト&グッドラック   ロバート・エルスウィット  
2番手  ブロークバック・マウンテン   ロドリゴ・プリエト  
3番手  SAYURI   ディオン・ビーブ  
 ↑
4番手  ニュー・ワールド   エマニュエル・ルベツキ     
 ↑
 ↑
5番手  バットマン ビギンズ   ウォーリー・フィスター  


 前哨戦で最も多く(と言っても3つくらいだが)勝利を収め、モノクロの陰影が新鮮なグッドナイト&グッドラックが本命か。 撮影そのもの以上に作品に力があるブロークバック・マウンテンが対抗。撮影そのものの濃さがオスカー好みのSAYURIが大穴。 このあたりの差は少なくどれが来ても不思議じゃない。 ニュー・ワールドはDPのノミネート数が最も多いが作品が地味で不利。 バットマンは…ないでしょう。 


■ 勝つであろう作品  グッドナイト&グッドラック
■ 勝つべき作品     グッドナイト&グッドラック       
■ 勝って欲しい作品  ニュー・ワールド


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コメント(2件)

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わわ〜すごい。よく調べましたね。ノミネート所感のマスター・オブ・ライトたちの退場、メキシコ勢の台頭には唸りました。
毎年注目している部門ですが、今年はどうなりますか。stovalさん本命のエルスウィットですが、モノクロというのが気になりますねえ・・。前哨戦を圧勝しながら敗れた「バーバー」のロジャー・ディーキンスの例が頭をかすめます。でも「グッドナイト〜」は煙草の煙が印象的とかで、かなりアピールしやすい画作りになってるようですね。
gwin
2006/02/02 19:03
毎年大注目の部門です。映画は内容が悪くても撮影が良かったら許してしまうんで…。「バーバー」の件は私も気にしています。毎月の予想を今見返すと「GN&GL」の評を見た後でも なかなか候補に入れる気がしなかったものです。ところが、エルスウィットのいぶし銀さを最近急に評価したくなったんです。やっぱPTA作品のカメラが凄いので。
stoval
2006/02/02 20:15

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