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zoom RSS ジャーヘッド  /Jarhead

<<   作成日時 : 2006/02/19 19:18   >>

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監督/
サム・メンデス
  
脚本/
ウィリアム・ブロイルスJr.
  
原作/
アンソニー・スウォフォード  

製作/
ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー  

製作総指揮/
ボビー・コーエン
サム・マーサー  

撮影/
ロジャー・ディーキンズ

編集/
ウォルター・マーチ

作曲/
トーマス・ニューマン

美術/
デニス・ギャスナー  

衣装/
アルバート・ウォルスキー

視覚効果/
パブロ・ヘルマン 
  

出演/
ジェイク・ジレンホール
ジェイミー・フォックス
ピーター・サースガード

クリス・クーパー
デニス・ヘイズバート
ルーカス・ブラック
ヴァン・ジョーンズ
ヤコブ・ヴァルガス
ブライアン・ジェラーティ
ブリアン・デイヴィス      

       
(2005年/アメリカ/2時間03分)  




 ミサイルや空軍機の攻撃がメインの近代戦に於いて、歩兵(Troopers)同士の戦闘が大勢を決したという話はあまり聞かない。大体の歩兵の役割は都市の占領や残存敵兵力の掃討とかじゃあないだろうか。 こと前のイラク戦争と比べても市街戦の少なかった湾岸戦争においては、出番の無かった歩兵も多かったろう。確か『スリー・キングス』の米兵達も冒険に出るまでは実戦をしてなかったのでは…。
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 そういう兵士たちの物語というのは承知していたので、ずっと後方が舞台だと思っていたが、味方陣地は砲撃を受けるので一応戦場の映画ではある。「戦場には居たが、銃を撃たなかった」物語なのだ。退屈した兵士達の物語。  

 映画の中の退屈=観客の退屈 ではないが、正直なところ中盤以降に眠くなるシーンもあった。深夜の疲れが溜まった時間に見たという私の体調管理の問題もあるが、一貫したもののない脚本のせいでもあるだろう。特にピーター・サースガード扮するトロイのキャラクター像があやふやだし、焼き鏝を受けるシーンの意味も理解しがたい。彼や主人公スウォフの憤懣をもっと上手く話に盛り込めなかったのか。 


  素晴らしきロジャー・ディーキンズ 

 目が覚めるような派手な見せ場もある。味方の戦闘機に誤射を受ける背筋が凍るようなシーンは背筋が凍りつきそうだし、燃える油田から出る赤茶色の煙が天を覆い尽くすシーンは見惚れるほど美しい。撮影監督ロジャー・ディーキンズの見事な腕の見せ所だ。天を覆う炎・煙はたぶんにCG効果だろうが(実際にしたら許されんでしょう)、人物へのライティングなんかには心底見惚れてしまう。考えられないような、でも実際にあった光景を、この上なく美しく再現した。お見事。 
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 砂漠の色=黄色のイメージが私の中であったが、ここでの砂漠は白。実際のクウェートがどうであったかは良く分からないが(撮影は米国カリフォルニア)、純白を追求したかのような白い砂漠の光景にはインパクトがあった。ディーキンズ、本当にいい仕事している。この映画を見た動機の半分はディーキンズの撮影だったけど、大満足。

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 ジェイク・ギレンホール、『ドニー・ダーコ』以来いまいちパッとした感じがなかったが、今回はパワフルに汚れ役を演じきっている。ミスをした兵士を相手に急に激高するシーンの迫力は他の同世代俳優と一線を画する迫力。やはり非凡な俳優だ。オスカーノミネート作品と相まって去年度にランクアップしたようだ。
 ピーター・サースガードは流石の怪しさとこれまた激高シーンで場をさらうが、上記の通り役の位置づけが中途半端な感じなのが惜しい。 ジェイミー・フォックスも好演だが、後半の主人公相手に語るシーンはオスカーを意識したようなワザとらしさを感じる。今の時代にバーンズやハートマンのような鬼冷酷軍曹殿はいないのね。流石に。   

       
 映画とは関係ないが……
 ジャーヘッドたちの心の叫び「殺したい!」 ……おっそろしい。戦場や軍隊に居れば当然の感情なんだろうが、どうも軽い。先のイラク戦争でロックを聴きながら機銃掃射した話なんかを思い出した。米軍の世界に於ける役割や貢献なんかは理解しているつもりであるが、エヴァン・ジョーンズ扮する米兵のフザけたツラや態度見てると嫌悪を感じるというもんだ。こんな奴らに殺されたら死んでも死にきれんなあ。 



演技 ★★★★
物語 ★★★★★
映像 ★★★★★
美術 ★★★★★
音楽 ★★★★
笑笑 ★★★★★
感動 ★★★★★
興奮 ★★★★★

総合 ★★★★★★★★★★ 


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
イラク戦争では確かに戦車の中でロックをかけまくって士気を高揚していたという話でしたね。僕が読んだ記事のニュアンスだと、むしろ恐怖を打ち消すためにやっていたという感じでした。
「ジャーヘッド」の兵士たちが不快に感じるのは、彼らが本当の戦闘を経験していないからなんでしょうね。何だよその軽いノリは、っていう。

しかしロジャー・ディーキンスの名人芸には惚れ惚れしますね。彼の技を見るだけでも金を払う価値アリですね。
gwin
2006/02/20 21:05
我ながら感情的なこと書いちゃいましたが、沖縄やら神奈川やらで悪さしてる海兵を連想しちゃって・・・彼らも実戦経験はあまりないそうですね。ロック、ビデオゲーム、劣化ウラン弾・・・世界最強の軍隊ですが、美学のカケラもないですな。
stoval
2006/02/21 16:10

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