Movie Cycle Diaries

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zoom RSS アカデミー賞 ノミネート一覧&予想  【主演男優賞】  

<<   作成日時 : 2006/02/23 06:54   >>

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 【 ノミネート所感 】

 ホフマン、レジャー、ホアキン、ストラザーンの4人は鉄壁だったので波乱なし。残る一席にテレンス・ハワードが入ったのには安堵。ラッセル・クロウも好演だったが、何も今更という感じで新しさがなかった。ラッパー役がノミネートされるのは初だと思うが、アフリカ系アクターに新たにオスカーの道が開けた感あり。 2001年度以降、途切れることなくアフリカ系がノミネートされているが、今後も途絶えないと見るべきか? 



 【 栄えあるノミニーたち 】


■ テレンス・ハワード  for Hustle & Flow  
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     初ノミネート

     前哨 ★★   
     興行 ★★   
     演技 ★★★    
     人望 ★★      
     待望 

 1969年シカゴ生まれ。36歳。 
 舞台女優だった祖母の影響もあり、10代の後半から演技を始める。TVの端役が続くが、1995年の『陽のあたる教室』の生徒役で注目を集める。その後は地味に脇役を続け、1999年の『ベスト・マン』でインディペンデント・スピリッツ賞を受賞、大作『ジャスティス』にも出演。去年は本作と『クラッシュ』で確変的ブレイクを遂げる。 たくさんの作品に出ているが、『レイ』、『フォー・ブラザーズ』、『Get Rich or Die Tryin'』、アウトキャスト主演の『Idlewild』とミュージシャンがらみの作品が多い。

     

■ フィリップ・シーモア・ホフマン  for カポーティ    
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     初ノミネート

     前哨 ★★★★★   
     興行 ★★   
     演技 ★★★★    
     人望 ★★★      
     待望 ★★★

 1967年NY生まれ。38歳。
 高校生の頃から演技を始め、1990年代初頭に映画出演開始。1992年の『セント・オブ・ウーマン』のアル・パチーノから「FUCK YOU TOO! お前もくたばれ!!」とお叱りを受ける高校生役で注目を受ける。その後は地味に脇役をこなしていたが、『ブギーナイツ』のスコッティJ役で再注目、以降は性格俳優として名を馳せる。ゲイ役やキモ男役のイメージが強いが、それは演技の幅広さの証明であろう。舞台ではサム・シェパード作の『True West』が有名。作家と荒くれ男の物語をジョン・C・ライリーと役をチェンジしながら演じていた。そこでは低く野太い声を活かし、ワイルドな魅力を出しているらしい。↓
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 本作では甲高い声音を作ってトゥルーマン・カポーティになりきった。ソックリすぎる。



■ ヒース・レジャー  for ブロークバック・マウンテン    
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     初ノミネート

     前哨 ★★★★   
     興行 ★★★★   
     演技 ★★★    
     人望 ★★      
     待望 ★★

 1979年オーストラリア生まれ。26歳。
 名前の由来が「嵐が丘」のヒースクリフというのは有名な話。18歳の頃から演技を始める。1999年の『トゥー・ハンズ/銃弾のY字路』で注目を集め、その年に渡米する。ハリウッド・デビュー作『恋のからさわぎ』はスイーパーヒットとなり、次の大作『パトリオット』でトップクラスの若手俳優に。以降は主役級スターとして第一線で活躍するが、『悪霊喰』、『サハラに舞う羽根』では勢いに乗れなかった。本作で演技派として一気にブレイク。 
 ナオミ・ワッツヘザー・グレアムといったお姉さん女優と付き合ってきたが、本作で共演した同世代ミッシェル・ウィリアムズとの間にベビー誕生。パパママもオスカーノミネートとめでたい一年となった。



■ ホアキン・フェニックス
for ウォーク・ザ・ライン/君につづく道
    
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     2000年 ★ グラディエーター  (助演)

     前哨 ★★★   
     興行 ★★★★★   
     演技 ★★★★    
     人望 ★★★      
     待望 ★★★

 1974年プエルトリコ生まれ。31歳。
 名前の発音は「ワーキーン」ないしは「ファーキーン」が正しいらしい。
 かのリヴァー・フェニックスの弟。宗教団体「チルドレン・オブ・ゴッド」の宣教師だった両親は各国を布教して回ったが、その中で生まれたのがホアキン。兄妹の名前がリヴァー(川)、リバティ(自由)、レイン(雨)、サマー(夏)だったり、一家揃って極端なヴェジタリアンだったりと独特な雰囲気の家庭で育つ。彼自身も潔癖なヴェジタリアンで撮影でも余程の理由がない限りは革製衣類すら着ないという(今回は着たはず)。
 19歳の時に兄を目前で失っている(救急車を呼んだのは彼)。本作も兄を事故で失う役柄であり、撮影中に思い起こし我を失ったような状態になったらしい。私的な役柄だったのだ。兄妹は皆俳優だが、なかでもサマーの活躍が目立つ。ちなみにサマーはベン・アフレックの弟ケイシーの奥さんである。 
 兄の影響で1980年代半ばから子役としてキャリアスタート。兄の死の前後は俳優活動を休止していたが、兄の盟友ガス・ヴァン・サントの『誘う女』で復活、注目を集める。数本の主演作をこなした後の2000年には『グラディエーター』、『クイルズ』、『裏切り者』の3作品で絶賛を受け、オスカーノミネートと多数の批評家賞を受ける。 また、『炎のメモリアル』、『ヴィレッジ』、本作、と不思議とキッチリ興行成績を残している優秀なリーディング・スターでもある。
  
 両親(アイルランド系とスペイン系の混血、東欧系ユダヤ人)は同じなのにオレゴン生まれのリヴァーはいかにもアメリカンなブロンド、プエルトリコ生まれの彼は黒髪でラテンっぽい。食うモノが違うと生まれる子供の雰囲気まで変わるのか?



■ デイヴィッド・ストラザーン  for グッドナイト&グッドラック    
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     初ノミネート

     前哨 ★★   
     興行 ★★   
     演技 ★★★    
     人望 ★★★★      
     待望 ★★★

 1949年カリフォルニア生まれ。56歳。
 若い頃はヒットハイクで大陸横断を試みたり、サーカス一座と旅したりの流浪の生活を送っていた。大学の頃の友人ジョン・セイルズの監督デビュー作『セコーカス7』で彼も俳優デビュー。以後セイルズ監督作品のレギュラーとなるが、セイルズの名が高まるにつれ、彼の名も知られていくことになる。1991年の『スニーカーズ』以降はハリウッド大作の脇役として顔を出すようになる。『LAコンフィデンシャル』の成金役が有名。  



 【 予 想 】

 やはりホフマンが二歩抜けている。これだけ前哨戦を制して敗れた例というのは思い浮かばない。受賞はホフマンで不動だろう。但し、TVでのドラッグ話やゴールデングローブでの舞台俳優らしい面白味のないスピーチにはガッカリだが。

 前哨戦2位のヒース・レジャーだが、『ブロークバック・マウンテン』自体が『クラッシュ』の追撃を受けているということもあり、頼みの「大量受賞の勢い」といものが期待できなくなった。今回はノミネート止まりで十分、という雰囲気だろう。

 ホアキンはオスカーの寵児であり、本戦ではヒースよりも有利であろう。しかし、ホフマンのそっくり演技には及ばない。

 ストラザーンはこの中で最も長い芸歴を誇っているが、作品に勢いがないのが痛い。

 ハワードはこれをステップに演技派を目指すのか、派手な大作の主演級を狙うのか。本戦よりそっちが気になる。




1番手 フィリップ・シーモア・ホフマン  カポーティ  (本命)    



2番手 ヒース・レジャー  ブロークバック・マウンテン   
3番手 ホアキン・フェニックス  ウォーク・ザ・ライン  (大穴)   
4番手 デイヴィッド・ストラザーン  グッドナイト&グッドラック  (大穴)  
5番手 テレンス・ハワード  Hustle & Flow  


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ハワード、お前もか!
なんだかすっかりブレイクしているテレンス・ハワードくん。 いろんなアワードに出ています。 ...続きを見る
ハーレム通信
2006/02/25 13:05

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ヒース・レジャーの名前の由来はヒースクリフだったのですか・・・。有名な話だったのですね。知らなかった(恥ずかし)。ヒースクリフといえば、僕が初めてレイフ・ファインズを知ったのがヒースクリフ役でした。あのときは何ていうオーバーアクトな大根なんだと思ったものですが。

ホアキンが撮影中に兄のことを思い出して壁に頭を打ち付けたりした・・・なんていうエピソードが噂されてますが、後に自身が否定しているようですね。いつまでも周りは兄貴のことを気にしているようだけど、自分では何とも思っていない、みたいなことを言ってました。実際のところどうなんでしょうね。
gwin
2006/02/24 16:12
ありゃ、否定してたんですか。それでも心底を推測するのがクリティックの方々の仕事……と思うんですが、しかし、ホアキンの存在感は私の中では兄を超えております。伝記映画で似せずに演じるというのはある意味凄い根性。大したモンです。
stoval
2006/02/24 22:04

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