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<<   作成日時 : 2006/02/04 01:55   >>

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監督/
ロベルト・シュヴェンケ
    
脚本/
ビリー・レイ
ピーター・ドウリング
  
製作/
ブライアン・グレイザー  

製作総指揮/
ロバート・ディノッチ
チャールズ・シュリッセル
  
撮影/
フローリアン・バルハウス

編集/
トム・ノーブル

作曲/
ジェイムズ・ホーナ

美術/
アレック・ハモンド  

衣装/
スーザン・リアル  


出演/
ジョディ・フォスター

ピーター・サースガード
ショーン・ビーン
エリカ・クリステンセン
ケイト・ビーハン

グレタ・スカッキ
マーリーン・ロウストン
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー  


(2005年/アメリカ/1時間38分) 


 ★ ジョディ・フォスター  

  昔、ローカル放送で深夜に『ジョディ』(原題:Jodie The Icon)というドキュメンタリーが放送されていた。内容はと言うとレズビアンの方々がジョディ・フォスターをひたすら絶賛するという内容。特に男役(いわゆるダイク Dike という方々ですな)の人が多かった気がする。ジョディ=レズビアン説は根強くあるようだ。真相はともかく、レズビアンのイコンとして崇拝されているようだ。 
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 その説の根拠になっているのは彼女の浮いた話のなさだ。確かに第一線の女優としては珍しく有名人との噂を耳にしない。有名でない映画クルーとの熱愛はあったようだが…。子供を2人産んでいるが体外受精という説が強いらしい。提供者はラッセル・クロウだとか噂があったが…普通に寝りゃいいんじゃないの?と思うのは私が凡人だから? ……どーでもいいプライヴァシーはこれぐらいで。

 そんなジョディもこの映画の撮影時は43歳。母親役は3年前の『パニック・ルーム』でもう演じているんだが、今回は更に年を喰った印象がある。役柄がパニックをおこした人物であるせいか、アップ多様でお顔のシワは強調され、声は以前より低くなっている。ちょっとオバチャンな雰囲気になってきた。 でも、美人は美人だ。おまけに「飛行機の設計者」と言われても違和感のない知性を漂わせているのは流石。 大迷惑の大暴れをしてもイライラせずに許せるのは彼女だからである。やはり1800円(1200円で見たが)払う価値のあるスターである。

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 ジョディ、近年は子育てに専念ということで映画出演は多くなかった。今作や『パニック・ルーム』、『インサイド・マン』のようにスリラーが多いのはやはりギャラが良いからだろう。『イノセント・ボーイズ』や『ロング・エンゲージメント』といった意欲作にも脇役として出演しているが、あまり成功しているとは言い難い。
 彼女の才気を活かすのは監督作と思っているが、ラッセル・クロウの骨折で暗礁に乗り上げた『Flora Plum』はユワン・マクレガーやメリル・ストリープの名が上がりつつ完成には至っていない。別企画をデ・ニーロ主演で監督するようだが、実現するだろうか?

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                      ↑ うさん臭い面々 ↓
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   ★ 映画の内容   ネタバレあり

 この映画、最初のトレーラーを見たときは純粋な密室スリラーかと思った。トレーラー第2弾で
M.ナイト・シャマラン作品のような超常現象オチつきかと勘ぐり、見た結果は単なるハイジャックアクション。犯人も乗客全員とかそんなオチもなく、一番冷酷そうな目をしたピーター・サースガードというヒネリも何もない。

 その犯人の目論みというのが映画では緻密な計算のように描写されるが、冷静に考えなくてもトンデモない運任せであることは一目瞭然。 こんな回りくどい方法を考えついた犯人もご苦労さんだが、その思惑通りになった主人公って一体…。ジョディ・フォスターもよくこんな脚本にOKしたもんだ。
 脚本に『ニュースの天才』の監督ビリー・レイの名があるが……サースガードとの友情クレジットだと思いたい。こんな素人脚本に手を貸しているなんてキャリアの汚点だよ。


 そもそも犯人の思惑通りにコトが進む可能性はあるのか? 可能性を追ってみた。数字はテキトーな直感の数字です。


■ 旦那を自殺に見せかけられる可能性 → 1/5    
……腕利きの刑事が「これは怪しい」とか思ったらどうする。あー、どこの国の警察も自殺で済ませたいのかも。日本でも最近そういう不審自殺が多発しましたな。

■ 未亡人が実家のアメリカに帰る可能性 → 4/5   
……夫を失ってもベルリンに留まる可能性はなかったのか。ベルリンへの愛着、仕事、娘の学校…なんらかの可能性でベルリンに残ったら計画はご破算。その可能性もゼロではないだろう。 

■ 未亡人&娘が飛行機に無事乗れる可能性 → 19/20
……何らかの可能性で乗り遅れることだってあるはず。

■ 乗客・乗務員が娘に全く気が付かない可能性 → 1/40 
……客質乗務員5名程度+周辺の乗客20名程度が存在にも気が付かず、運び出した姿を見ていない可能性は…差し引いてもこれくらいでは。

■ 母親が娘を誘拐しやすい後ろの席で寝ることを娘に勧める可能性 → 1/10 
……これがないとアッサリ誘拐できなかったはず。席が空いている可能性も問うとこれでは済まないな。

■ 娘、ないしは母親が目を覚まさない可能性 → 1/3  
……起きてキャー! これだけでご破算ですよ。

■ 母親がパニックに陥って大暴れする可能性 → 1/2  
……おとなしく常識的に振る舞う可能性もあるでしょう。

■ 母親が貨物室に入り棺を開ける可能性 → 1/20
……母親は貨物室に入るはず!と決めつけるのは凄いですな。

■ 入金されたお金を警察・CIA・FBIの介入なく手に出来る可能性 → 1/100
……これはムリだろ。海外の口座を使ったところでアッという間に捕まるよ。  

 以上を全部掛けたら 0.000006% という可能性になった。

 こんな運任せで無茶な犯人に目をつけられて、お母さん災難でした。
 
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 映画の飛行機はドイツ発だが、スタッフもドイツ系が多い。監督はドイツ人のロベルト・シュヴェンケ。どんな作品を撮ってきたかは知らないが、サスペンスの描写は決して凡庸でない。ただ、脚本がメチャメチャすぎて気の利いたカットも、凝ったカメラ回しも全て空回りのムダムダに終わっている。せっかくの力量が勿体ない。今度は良い脚本で撮ってもらいたいものだ。

 撮影監督はフローリアン・バルハウスはハリウッドの巨匠ミヒャエル・バルハウスの息子。父と違いドイツ映画の撮影を続けてきたようだ。今後に期待。
 


演技 ★★★★★
物語 ★★★★
映像 ★★★★★
美術 ★★★★★
音楽 ★★★★★
笑笑 ★★★★★
感動 ★★★★★
興奮 ★★★★★

総合 ★★★★★★★★★★ 


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お洒落で美味しいぶろぐ
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 確率は0.000006%ですか?でも確率として
ストーリィーが成立するだけでも良いと思います。確率
さへ存在すれば,それなりに楽しく見れると思います。
ハリウッド映画は特撮に懲りすぎて,ストリィーが緻密
でなくなっているような気がします。
 フライト・プラン僕は好きだけれど,見た後,ウゥーン!
完璧だというような2001年宇宙の旅のような緻密な作品も
期待したいものです。
BUSTER 50
2006/02/05 01:31
>BUSTER 50さん

どうも、はじめまして。
数字は遊びのつもりで計算したので何の根拠もありません。
なんだかんだでこういう無茶サスペンスも好きなんで楽しんでおります。
ストーリーが綿密な作品はこれからオスカー対象作がどんどん公開されるので沢山見られる…と思うんですが。どうなりますか。期待したいものです。

『2001年宇宙の旅』、DVD持ってるのに未見なんですね。これを見ずに映画好を語る資格なしと思いながら未見のまま…ホントお恥ずかしい。早急に見ます〜







stoval
2006/02/05 01:45
大笑いしながら読みました。
僕も「そりゃないだろ」と思いながら見ていましたが、stovalさんほど多くのツッコミは入れられませんでした。確かに言われてみれば無茶なことばかり。
しかしジョディは説得力のある取り乱し方をしますね。狂気に走る演技がまるでウソっぽくないから怖いです。そしてグレタ・スカッキ・・・予告されていたのに、まっっっったく気づきませんでした。最後のクレジットで、「あれかよ!」って。うーん、人間変わるものですね。
gwin
2006/02/06 17:24
スカッキ、私も気づくのに時間がかかりました。出てるのは知ってましたが、まさかこのシワシワ・ドアップの人じゃあ・・・・ひーっ て感じで。
エリザベス・パーキンスが違う映画でまた変化を見せているんですか・・・『わが心のバルチモア』なんかで綺麗だったんですけどね・・・
stoval
2006/02/07 13:53

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