Movie Cycle Diaries

アクセスカウンタ

zoom RSS アカデミー賞 ノミネート一覧&予想  【作品賞】

<<   作成日時 : 2006/03/01 21:57   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

ノミネート所感】  

 ウォーク・ザ・ラインの落選! ということで興行収入1億ドルを突破している作品がノミネート5作の中にはない(ブロークバック・マウンテンのみそのうち突破するだろうが)。これでは華がない。
 華がないと言えば、内容にも華がない。有力な2作品はドラマだが何れも悲劇を描いた作品だし、残り3作品も暗い事実を綴った物語。スタジオもミュンヘン以外はインデペンデント系ばかり(大手子会社が多いが)。批評家賞のようにすら感じる。また、内容的にもゲイ、人種問題、マッカーシズム批判、パレスチナ問題、と主題さることながら視点もリベラルなものばかりである。ちょっと偏っていないか。

 そりゃ脳天気な映画や現政権の推薦映画がノミネートされたらゲンナリだが、もう少し保守的な内容のものが入っても良かったのでは。オスカーの魅力は幅広いチョイスになかったのか。クオリティに対する信頼感は高まるが、あまりマジメや地味やリベラルに拠りすぎると関心を失う層が出てくるのではないか、と思う。そう言う意味では個人的には期待外れな映画だったが、ウォーク・ザ・ラインを入れて欲しかった気がする。

 しかし、ブロークバック・マウンテンお見事でした。秋まではノミネートされないと思い込んでいたけど、堂々たるフロントランナー。脱帽です。

 クラッシュも脚本部門は常にトップに置いていたけど、まさか作品賞有力作にまでなるとは。去年の夏くらいから評判の高さは聞いていたが、まさか…。
長年に渡る製作期間も報われてオメデトウ。 でも公開までに観れそうにないんだよな〜。残念無念。  

 ミュンヘン、予想当初から候補にカウントしていたけれど、土壇場で外してしまった。すんまへん。劇場で観たけど、真に傑作でした。  

 グッドナイト&グッドラック、モノクロ90分ということでギリギリまで候補に挙げませんでした。ハンディを克服してのノミネートお見事です。グラント・ヘスロフの立身出世は嬉しい限り。クルーニーもこれで真に尊敬される映画人ですな。  

 カポーティ、興味有る題材なので心中支持していたが、まさか滑り込むとは。批評家もやっぱ無視できないね。それにしてもホフマン、凄い役作り。似すぎ。




【 栄えあるノミニーたち 】


■ ブロークバック・マウンテン   
    ジェームズ・シェイマスダイアナ・オサナ
    A River Road Entertainment Production
    /フォーカス・フューチャーズ    
画像

    2000年 ★ グリーン・デスティニー (シェイマス)  

 ジェームズ・シェイマスは1959年生まれ。46歳。アン・リーの台湾時代からのパートナー(仕事上の)。グッド・マシーン・プロダクションを率いてリー作品を世に送ってきた。ほとんどの作品の脚本も手掛けている。現在はフォーカス・フューチャーズの共同社長である。フォーカス躍進の本年度、作品賞オスカーに相応しい?


       

■ カポーティ  
    キャロライン・バロンウィリアム・ヴィンスマイケル・オホーヴェン
    A-Line Pictures/Cooper’s Town/ Infinity Media Production/UA 
    /ソニー・クラシックス  
画像

 キャロライン・バロンはユナイテッド・アーチスツの専属的プロデューサー。残り2人は低予算映画を手掛けてきた。  



■ クラッシュ  
    ポール・ハッギス、キャシー・シュルマン
    A Bob Yari/DEJ/Blackfriar’s Bridge/Harris Company
    /ApolloProscreen GmbH & Co/Bull’s Eye Entertainment Production
    /ライオンズ・ゲイト
画像

 キャシー・シュルマンは現在、ライオンズ・ゲイト作品を手掛けている。
 本作には他に3名のプロデューサーがクレジットされている(ひとりはドン・チードル)が、実際の製作の仕事をしていないということでノミネートされていない。この中のボブ・ヤーリがアカデミーに抗議したが、聞き入れられなかったらしい。


     
■ グッドナイト・アンド・グッドラック  
    グラント・ヘスロフ  
    A Good Night Good Luck LLC Production
    /ワーナー・インデペンデント  
画像




■ ミュンヘン
    スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ、バリー・メンデル      
    Amblin Entertainment/The Kennedy/Marshall Company
    Barry Mendel Productions/Flashback Productions
    ドリームワークス/ユニヴァーサル  
画像

     1982年 ★ E.T. (スピルバーグ、ケネディ)  
     1985年 ★ カラー・パープル  (スピルバーグ、ケネディ)  
     1993年  シンドラーのリスト  (スピルバーグ)  
     1998年 ★ プライベート・ライアン  (スピルバーグ) 
     2000年 ★ シックス・センス  (ケネディ、メンデル)  
     2003年 ★ シービスケット  (ケネディ)  

 キャスリーン・ケネディは、E.T.以来スピルバーグの補佐をしている辣腕プロデューサー。近年はM.ナイト・シャマランの作品も手掛けている。夫はフランク・マーシャル。 
 バリー・メンデルは1963年生まれ。42歳。タッチストーンの専属的プロデューサーだったが、近年はユニヴァーサルとも仕事をしている。
  


【 予 想 】

 カポーティは地味すぎる。ミュンヘンは賛否半々。グッドナイト&グッドラックも地味な上に上映時間の短さで小品感がある。

 ということで、やはりブロークバック・マウンテンクラッシュの一騎討ち。〜例年と比べて地味な一騎討ちだ…。ともあれ、勝負!!  


 クラッシュは万人向けの映画であろう。LAの人種問題、といことでオスカー会員にとって身近なテーマである。ゲイ云々の騒ぎとは関係なく投票しやすい。ただ、批評はそれほど高くなく、興行も5000万ドル超ではオスカー受賞作としては低すぎる。

 ブロークバック・マウンテンはゲイのカウボーイが主人公ということでセンセーショナルな話題を提供しているが、オスカー会員の下す決断はどうか。ある意味、保守的かどうか踏み絵となるチョイスだ。話題性以上に足腰の強い興行が強い味方である。  

 去年度はミリオンダラー・ベイビー4部門受賞に対して、アビエイター5部門受賞という珍しい逆転現象が起きた。基本的には作品賞受賞=最多部門受賞である。特に本年度は会員の流れの動向に左右されると思うので、勝つのは多くの部門を獲った方だと見る。

 で、両作品が受賞を盤石にしている部門はと言うと…

ブロークバック・マウンテン……監督・脚色 
クラッシュ……脚本・編集

 と2部門ずつだ。直接対決があるのは監督・助演男優の2部門だけ。前者はリーの勝ちが確実、後者は混戦。ブロークバック・マウンテンギレンホールに勝ち目はないが、クラッシュマット・ディロンも強敵クルーニー相手に苦しんでいる。ここでディロンが勝ち抜くようだと、流れはクラッシュにあり。作品賞はかなり接近してると見るべきだろう。 分水嶺その1.助演男優賞

 
 ブロークバック・マウンテンがノミネートされている他部門は… 主演男優賞、助演女優賞、撮影賞、作曲賞である。このうち主演男優賞は流れの有無に関係なくフィリップ・シーモア・ホフマンで決まり。 残る3つが勝負どころである。

 助演女優賞。ここは混戦の部門である。レイチェル・ワイズが有力視されているが、決定的なものではなく風の向き一つで結果は変わるだろう。ブロークバック・マウンテンに強風が吹いているなら、重要な役所をエモーショナルにこなしたミッシェル・ウィリアムズにも受賞のチャンスはある。なにぶんサプライズの多い部門である。授賞式前半で風を計るにはもってこいの部門である。 分水嶺その2.助演女優賞  

 同じく混戦の撮影賞。ここを制するようだと、かなりブロークバック・マウンテンにとって優位。実際に3つの中で一番受賞しやすい部門だと思われるので確実に稼いでおきたい。逆に落としようだとちょっとツライ。 作曲賞は大御所ジョン・ウィリアムズとの一騎討ち。この辺で勝つようだとほぼ作品賞はカタい。 分水嶺その3.撮影賞&作曲賞(ノルマ・最低どっちか一つ)  

 
 ノミネート数が少ないクラッシュは厳しい。あとは主題歌賞の勝負しか残っていない。ここも混戦でドリー・パートンという大物との対決を制さないといけない。 ここを落とすようだとマット・ディロンが勝ってやっと3部門(助演男優・脚本・編集)。作品賞を入れて4部門ということで去年のミリオンダラー・ベイビーの再現か…有り得なくはない。 やはり、助演男優賞の勝利は絶対だ。


ブロークバック・マウンテン  
   監督脚色 (+助演女優撮影+作曲)+作品   3〜6 

クラッシュ
   脚本編集 (+助演男優+主題歌)+作品  3〜5


 最終的には    部分の受賞と予想しよう。 ブロークバック・マウンテン逃げ切り! ちょっと分散型を期待しすぎかな。



1番手  ブロークバック・マウンテン  (本命)    
2番手  クラッシュ  (対抗)  



3番手  グッドナイト&グッドラック  
4番手  ミュンヘン  
5番手  カポーティ


 6日は休みもとった。じっくり楽しみましょう。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
アカデミー賞 ノミネート一覧&予想  【作品賞】 Movie Cycle Diaries/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる