Movie Cycle Diaries

アクセスカウンタ

zoom RSS カリートの道 暗黒街の抗争  /Carlito's Way :Rise to Power   

<<   作成日時 : 2006/03/03 02:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像
監督・脚本/
マイケル・スコット・ブレグマン  

製作/
マーティン・ブレグマン
マイケル・スコット・ブレグマン
  
製作総指揮/
ジェイ・キャンノルド
リック・レイネス
  
撮影/
アダム・ホレンダー
  
編集/
デイヴィッド・レイ

作曲/
ジョー・デリア

美術/
ダン・リー  

衣装/
サンドラ・ヘルナンデス  


出演/
ジェイ・ヘルナンデス
マリオ・ヴァン・ピーブルス
ショーン・コムズ
ルイス・ガスマン

ジャスリン・ディサンテス
マイケル・ケリー
バート・ヤング
ジャンカルロ・エスポジート
テューム・ガント
ホアン・カルロス・ヘルナンデス
ドムニック・ロンバルドッジィ
ステュ・ライリー
ネルソン・ヴァスケス
チャック・ジート  


(2005年/アメリカ/1時間40分 劇場未公開)    



  カリートの道&アフター・アワーズ    

 アル・パチーノはイタリア系だが、ヒスパニック系にも人気があるらしい。理由は今やカルト的人気を誇る『スカーフェイス』だ。同じ主演監督コンビで作られた『カリートの道』も同じだ。この作品はパチーノのアクターズ・スタジオ・インタビューなどでも拍手は一際大きい。『スカーフェイス』よりもよりメロウで哀愁が漂う。映画史的には大きな意味のある作品では断じてないが、私は個人的に大好きな、いや生涯フェイヴァリットの一作ですらある。 その作品の正式な続編、いやプリクエルだ。出来やら何やらはともかく、まず見ないといけない。
画像

 
 『カリートの道』はそもそもエドウィン・トレスのふたつの小説が原作となっている(日本の文庫版は有り難いことに1冊に両作品入っている)。同名小説とその前編「アフター・アワーズ」だ。映画は前半の記憶を織り込みつつ、後編をベースにかなり脚色した内容になっている。私はこの前後編を10年ほど前に船上(退屈な5泊くらいの船旅)で一気に読んだ。内容は今やすっかり忘れたが、ドキュメント風で細部の描写がイキイキしており結構面白かった。この前編「アフター・アワーズ」の映像化か!と期待したもんだが……。



  これは違う!

 小説の内容自体忘れているので断言は出来ぬが…しかし…しかし…これは違う!9割5分は間違いなくオリジナルだろう。そう、『カリートの道』人気を当て込んだオリジナル・ストーリーなのだ。原作は勿論、映画『カリートの道』にすら繋がらない物語・登場人物たち(除くカリート)。 原作に出てきたクラインフェルド(ショーン・ペン)のパパは?若きゲイルは?ピート・アマデッソは? 全部出てこない。カリートの名前を借りてギャングごっこをしているような、そんな薄っぺらい内容だった。こりゃヒドイ。これが正式プリクエルとは情けない。見るんじゃなかった。

 この映画、当初は劇場公開作品としてユニヴァーサル・ピクチャーズのHPにも出ていたのだが、途中でDVDスルーになってしまっていた。日本でも当然同じ。 当然だ。劇場公開作品のレベルじゃないもの。


 まず、プロデューサーの弟、マイケル・ブレグマン監督には決定的に才能がない。凡庸な構図、ヌルいテンポ、ユルい芝居……中盤には少しは盛り上がってくるのだが、御自身で書いた脚本でそれもブチ壊してEND。カリートのキャラクターまで壊してる。 あかんわコイツ。



 以下ネタバレ

 カリートは警察と取り引きしない! そんなことも理解せずにメガホンを採り、脚本を書いたのか。呆れる。中盤の恋人の兄の絡みであったり、アール(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)の弟の凶暴無知さの件は少し工夫があって面白いんだが、後半の何にも繋がってこない。最後のスティングもどきでオジャンである。  
画像

 また、P.ディティことショーン・パフィ・コムズが美味しいトコ取りの大物ギャング役でゴキゲンさんだが、いかんせん迫力も何もない上にセリフは棒読み。楽しいのは本人さんだけだろう。  敵のマフィア役はバート・ヤングだが、ステレオタイプすぎ。彼が悪党でP.ディディがいい悪党役とは…観賞して欲しいターゲットを露骨に示しておるな。

画像

 文句ばかりじゃない。若きカリート・ブリガンテに扮するジェイ・ヘルナンデスだが、喋りも仕草も驚くほどパチーノのカリートによく似ている。よく頑張っているが、脚本と演出がコレでは生き殺しだ。勿体ない。 マリオ・ヴァン・ピーブルズも自分の映画製作のためのバイト出演だろうが、流石に良い芝居をしている。重さが出てきたので芝居に専念すればオスカーだって…ムリかな。
画像

 前作との繋がりを唯一保っているのはルイス・ガスマン。パチャンガ!……の役じゃないのか!なんじゃそら。 サディストの殺し屋を怪演しており、それはそれで面白い。
彼の「お前はいい奴だが、それが命取りになる」というセリフには「お前が言うな!」というツッコミを思わず入れてしまった。  


 ともあれ、残念な内容だった。前作でカリートの生き様に涙した者としては、無意味に脳天気な終わり方をする本作には用はない。忘れるとしよう。      



 
演技 ★★★★★
物語 ★★★★
映像 ★★★★
美術 ★★★★★
音楽 ★★★★
笑笑 ★★★★★
感動 ★★★★
興奮 ★★★★★

総合 ★★★★★★★★★★ 


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
カリートの道 暗黒街の抗争  /Carlito's Way :Rise to Power    Movie Cycle Diaries/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる